子犬を迎えに行った日
大変な1日でしたが、今では良い思い出です。
その日、ブリーダーさんの家に到着するとすぐにガクを連れて来てくれました。
どこかに連れて行かれるとわかったのでしょうか、ガクはブリーダーのAnnaさんの腕の中でプルプル震え、クンクン鳴いていました。
車用に段ボールを準備していたのですが、膝に抱きかかえた方が良いとAnnaさんにアドバイスされ、私がガクを抱きかかえながら車は出発。
緊張のドライブがスタートです。

発車してすぐ、膝の上でおしっこ。
『いいんだよ。おしっこくらい。』
その後、落ち着いてきたと思い段ボールに寝せてみると、すぐに箱の中の毛布もタオルもゲロまみれ。
『大丈夫だよ。水飲もうね。』
そしてドライブが進むうちにだんだん元気がなくなり、
『ちょっとやばいかも・・・。』
途中、車を止め休憩を挟みながら、距離を稼いでいきます。

最後の方は水も飲まず、寝ることもなく、ただただ虚ろな目で遠くを見ているガク。
何をしても完全に無反応。
このまま病院直行だな・・・と本気で思ったほどです。
とにかく早く家に着かなければと焦っていると、目の前に渋滞が。
まさかこのタイミングで羊の群れに足止めされるとは!

羊の道路移動はこの辺りではよくあることなので、いつもは『のどかだなぁ』とのんびり待つのですが、この日ばかりは『早く移動せんかい(怒)』と羊にイライラ。でもそこでクラクションを鳴らしたり、羊の移動を妨害するとNZでは交通法違反になってしまうのです。
そんなこんなで、通常3時間半で着く距離を5時間近く掛けてやっと家に到着。
家に着くと何もなかったかのように元気に走り回ったので一安心でしたが、なんとも大変な1日でした。

わかってはいたことですが、いきなりの長距離ドライブは子犬には負担が多すぎますね。
この時の経験でガクが車嫌いになっていないことを祈るばかりです。
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